大工にとって鑿(のみ)は命や。特にリフォーム現場では、細かい作業や仕上げに欠かせん。でも、その鑿が一瞬で無駄になる悲劇、知っとるか?
次の現場に向けた準備
次の現場に備えて、鑿をしっかり研いで準備。刃先はピカピカ、まるで新品みたいに仕上げた。これでバッチリや!と意気揚々と現場に向かう。
いざ作業開始!
現場に着いて、まずは古い木材を斫る(はつる)作業。研ぎたての鑿を握りしめ、木に当てて「サクッ」と気持ちよく削るはずやった……。

バーン!まさかの衝撃
でも、その瞬間「ガンッ!!」と鈍い音とともに、手に伝わる嫌な衝撃。「なんや?」と思って見たら、そこには錆びた釘。見えてへんかった……。
鑿の歯が欠ける悲劇
研ぎたての鑿が、たった一発でまさしく“歯抜け”に。せっかく時間かけて研いだのに、一瞬で台無しや。もう呆然やわ。
リフォーム現場の落とし穴
新築と違って、リフォーム現場は古い木材に何が埋まってるかわからん。釘やビスが残っとることも多いから、慎重に作業せんとエライ目に遭う。特に古民家の改修では、何十年も前の釘が埋まってることが多いし、時にはボンドでガチガチに固められた木材が出てくることもある。
事前チェックの重要性
こういう事故を防ぐには、作業前にしっかり下見をすることが大事や。例えば、木材の色や質感を見て違和感がないか確認したり、釘検知機を使って内部の金属を探知するのも一つの手や。ほんの少しの手間で、大事な鑿を守れるかもしれん。
こんな経験ある?
リフォーム現場でのあるあるやけど、みんなも経験あるやろ?こればっかりは、防ぎようがないこともあるけど、せめて怪しい部分は一度確認する癖をつけなあかんな。
鑿は大事に使いたい道具。次からは、もっと慎重に作業しよ……(毎回思うけど、またやるんよなぁ)。